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冷夏? [自然]

1-1-1-DSC_7816.JPG 庭のアジサイ、もうそろそろ終わりですが今年は長持ちしたように思います。


 東京は雨ばかり降っているそうです。日照時間が記録的に短く気温も低いそうです。こちら関西地方は東京ほどではありませんが、例年のこの時期にしてはやはり気温が低いように思えます。

 梅雨入りが異常に遅かった関西地方、梅雨入り発表の時から今年の梅雨はいつ明けるのか、例年通りなのだろうか、入ったのが遅かったので明けるのも遅いのだろうかと私の回りでは話題になっています。

1-1-1-DSC_7813.JPG 同じく庭のダリア

 東京ではこのお天気で夏野菜の高騰が伝えられています。我が家は今の所、ナス、キュウリ、トマト、トウガラシなどは順調ですが、スイカがこの天候の被害に遭いました。ある程度大きくはなっているのですが、蔓が早枯れてしまいました。果たして実が熟しているか心配です。

 7月に入っても涼しい夜が続いていたのでなんとなく冷夏と言う言葉が思い起こされました。最近は報道されるようにもなってきました。エルニーニョの年は冷夏になることが多かったのでは無かったでしょうか。

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1-1-1-DSC_7857.JPG 薄暗く湿った庭に遊ぶハグロトンボ


 冷夏と言えば、20年以上前に米不足になった年を思い出します。その頃はまだ自分の家で田んぼをしていましたが、その年の6月7月はほとんど水やりをしなくて良かったくらいよく雨が降りました。

 そんなことになるとは知らず、我が家は念願の北海道旅行を計画していて夏休みに入ると家族4人で出かけました。ところが東北や北海道の冷夏はこちらの想像以上でした。もちろん私たちの観光は悪天候に祟られました。雨の中に見た北海道の田んぼの稲の丈の短かさ、今でも覚えています。

 今年はこれからの夏がどうなるかわかりませんが、もうすぐ7月下旬、土用も迫っていると言うのに気温は30度に達せず、まだ梅雨明けの見通しさえ立っていません。

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 実は今年我が部屋にやっとエアコンが付きました。もう20年ほど前から付けたいと言いつづけて来た念願のエアコンです。やっと付けることが出来たと言うのにこの涼しさ、稼働したのは5月の一回だけという有様です。

1-1-1-DSC_7945.JPG 庭のハクチョウゲの新芽に止まっていたトンボ、アキアカネに似ていますね。東京では赤とんぼの群れが見られたとか。まだ暑い夏を過ごしていないというのに。


 YouTubeは今夜もアマゾンミュージックの「雨の日のジャズ」からEnrico Pieranunziエンリコ・ピエラヌンツィです。透明なピアノの音色が雨の日に似合います。イタリアのジャズピアニストです。曲はJe Ne Sais Quoi


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サザンカ通り [自然]

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 休日、晴れ間があったので久し振りにカメラを持って裏山に向かいました。裏山の入り口、墓地に繋がるメタセコイヤも葉を落として裏山はすっかり冬景色でした。

 前回は、息子の結婚に際したくさんのお祝いコメントをいただきありがとうございました。息子も巣立ち一段落、また一個のそらへいに戻って冬の山歩きを楽しみました。

 裏山と言っても400メートルほどの低い山なのですが、林道の入り口はいきなり急な勾配です。久し振りの上、このところ肩や腰の調子が悪いので一歩一歩確かめるようにゆっくり上がって行きました。

 坂の途中、崖下にショウジョウバカマが生える一角があります。今は形もありません。多分まだ早いのだと思います。1月末頃でしょうか。

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 左手に石組が見えました。夏は木々に覆われて見えないのですが、冬になると葉が落ちて姿を現します。今、ほとんど水は流れていません。昔の堰堤の跡だと思います。堰堤の手前は昔の流れのなごりの湿地になっています。

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 堰堤の石積みの上を渡って行くと、サザンカの大きな木が迎えてくれました。

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 渡り切ってわずかに山道らしき坂道を登っていきます。この先の尾根で以前、ルリビタキに出会ったのを覚えています。

 尾根まで上がってみるとルリビタキに出会ったあたりの木々がすっかり切られていて、跡には一面笹が生い茂っていました。これではルリビタキが止まる枝がありません。

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 尾根を進むと左右にサザンカの赤い花が山道を覆うように咲いていました。足下の落ち葉の上にはサザンカの花びらが散り敷いて、この一帯だけちょっとしたサザンカ通りになっています。

 それ以上行くと別の所に行ってしまうので、元来た道を引き返そうとするのですがちょっと迷ってしまうくらい道がはっきりしません。何とかアスファルトの林道に戻りました。

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 朝晴れていた空が曇ってきました。そして風が起こります。風がない時は落ち葉がチョウチョウのようにひらひらと舞い落ちます。風が出てくると落ち葉は鳥のように斜めに飛んでいきます。

 林道の上の方から、あるいは谷の方からゴーッと音がします。車でも来たのかと思わず身を除けそうになるのですが何もやってきません。通りすぎたのは風の音だけです。

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 なだらかな山道の左手の崖の上にいつもならフユイチゴの群落が見えるのに今日は見えません。まだ早いのかもう遅いのかと思いながら近寄ってみると、少しだけ成っていました。

 野鳥の鳴き声や姿を見つける場所は今までの経験からだいたい決っているような気がします。場所によっては、山は死んだように静まりかえります。

 時々聞こえる鳥の声と言えば、ヒヨドリです。ヒヨドリも里ではよく姿を見せますが山では林道よりかなり奥まったところで鳴くだけです。そして、高い木から高い木へ渡って行きます。


 久し振りに山道を歩きながら、けっこういろいろ覚えているものだと思いました。何年も前、初めてキビタキを見つけた曲がり角、しかし彼が止まっていたアカメガシワの木は取り払われてありません。

 都会の通りを歩くと、通りは同じでも建物が変わっていたりするのをよく目にします。十年一日が如しの山も、こうして歩くとあちこち変わっているのに気づかされます。

 かつてリンドウが咲いていた水辺も、工事があって跡形も無くなってしまいました。林道を横切るように路面の土の色が新しい道が作られています。手入れされていないようでも、けっこう伐採が進んでいて山のあちこちで明るくなっているところがありました。

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 エナガです。集団でやってきてしばらく騒ぐと次の木に移っていきます。小さくてちょこまか動きます。カメラを向けたのですが、今日もまた逆光になってしまいました。

 エナガに会う前にも、実は一回シャッターチャンスを逃しました。林道沿いの雑木林の中から鳴き声が聞こえます。けっこう大きな声なので近いと思っていたら、私のすぐ横から飛び立ちました。

 慌ててカメラを向けるのですが、このところブランクがあるので望遠レンズのファインダ-内に納めきれません。肉眼では見えるのにカメラを向けると見失います。

 そうこうするうち、枝の上で数回羽ばたいてどんどん遠ざかっていき、最後は林道を飛び越えて反対側の雑木林の中に隠れてしまいました。

 羽根に白い斑点があったのでジョウビタキと思うのですが、羽ばたいていた時、青い色も見えたような気がしてルリビタキの雌か幼鳥だったかも知れません。

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 ハゼの実です。いつも納豆を連想してしまいます。鳥たちの好物ですね。


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 鳥の写真を思うように撮れないので、いろいろ目に付くものを撮って歩きました。腰の調子が今ひとつ、ゆっくり歩いているせいで、頂上に行く前に時間が来てしまいました。これ以上進むと昼ご飯に遅れてしまいます。

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 帰り道、小さな橋の周りで鳥の声が賑やかです。水があるからか、その周りに鳥が好きな木がたくさん生えているのか、そこではよくそういう場面に遭遇します。

 その割にあまりちゃんとした野鳥の写真を撮れたことがありません。今回もやっと見つけたのはメジロ、しかもピントが合っていません。


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 坂を下ってもう少しで麓と言うところで、松の青の間に赤い柿の実が一個だけ残っていました。

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 麓の天井川の河口に出ました。本来水が流れるところに雑草が生い茂っています。こんなにきれいに一面生い茂っているのは珍しい気がします。

 久し振りの裏山散策でした。お付き合いありがとうございました。


 今夜のJはいよいよ大御所John Coltrane(ジョン・コルトレーン)の登場です。曲は定番ですがブルー・トレインです。若きコルトレーンの勢いと息吹のようなものを感じますね。



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セミと秋の虫 [自然]

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 この前、蝉の抜け殻しか撮れませんでしたが、夏が進むにつれて桜の木の至るところで蝉を見かけるようになりました。ちょうど桜の木の下を通って車を車庫に入れるのですが、その時、驚いた蝉がフロントガラスの前を横切って飛んでいくことさえあります。

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 アブラゼミですね。

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 ツクツクホウシも鳴き始めてもう何日経つことか、今年の夏はなかなか終わりませんね。お盆が過ぎてから2.3日涼しい日があって、やれやれと思ったのも束の間、台風の影響で蒸し暑い日が続きました。

 さすがに台風の日は、曇りと雨で気温は上がりませんでした。今回の台風、この前に上陸した12号台風より雨風が強く時間も長かったのですが、幸い当地は目立った被害はありませんでした。

 台風が過ぎて、台風一過を期待したのですが今年の夏は簡単ではないですね。また元の蒸し暑い夏に逆戻りです。

 今日は、我が家の室温34度越えでした。私の部屋は夜になってもまだ30度を超えたままです。そして明日はまた猛暑日だそうです。

 ツクツクホウシどころか赤とんぼが飛んだりコオロギやスズムシが鳴き始めて秋の準備は着々と始まっているのですが、なかなか気温が下がりません。

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 伯父の休耕地を草刈していたら、ご近所の休耕地の真ん中にヒマワリが一輪咲いていました。今年はヒマワリあまり見かけなかった気がします。

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 同じ休耕地にヒマワリと向き合って、ハイビスカスでしょうか赤い花がやはり一輪咲いていました。誰が種を蒔いたのか、休耕地の草以外何もないところで二つの大輪の花、黄と赤の対局、粋な計らいです。


 今夜のHHarold Land(ハロルド・ランド)です。一般にはあまりなじみのないジャズ・ミュージシャンですが、クリフォード・ブラウン&マックス・ローチのグループで活躍していたテナー奏者です。テナーとしては硬質な音色だと思います。初めはクリフォード・ブラウンのトランペットばかり注目していましたが、聞き進むうちにハロルド・ランドのテナーもいいなぁと思うようになりました。



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蝉しぐれ [自然]

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 日記を見ると7月7日の七夕の日に雨が降ってから、今日までほとんど雨が降っていません。畑は、マルチをめくると土は真っ白に固まっています。毎日水やりに追われているのですがサトイモの葉やトマトの葉が枯れ始めてきました。

 雨の降らない間、ほとんどが35度越えの猛暑日、夜は25度越えの熱帯夜でした。家の中が夜中になっても30度を超えていたときは、本当にびっくりしました。

 朝起きると27度です。うんざりです。朝独特の爽やかさのかけらもありません。そしてそこから容赦ない日差しが照りつけるのです。また35度を超えるのは目に見えてます。

 暑い夜、我が家ではエアコンではなく扇風機をかけて床に着きます。毎夏、2.3度そんな夜があるのですが、今夏は毎夜です。ある夜、息苦しさに目覚めたら扇風機がタイマーで止まっていました。あの息苦しさ、ひょっとすると熱中症の一歩手前だったのかもと思います。


 雲も無い炎天下、ふと今年は蝉の鳴き声がしないなと思ったのは12.3日頃だったでしょうか。日照りと暑さに蝉しぐれは付きものです。それから注意していると、公園の木々や雑木林で蝉しぐれを確認しました。しかし、なんとなく遠いのです。

 20日の土用を過ぎたあたりから、家の裏のサクラの木でも鳴き始めました。遠いと思ったのは、家の裏のサクラの木の蝉しぐれを聞いていなかったからなのかも知れません。

 例年、いつ頃から家の裏で蝉が鳴き始めるのか、記録を付けていないのではっきりわかりませんが、やはり今頃ではなかったかと思います。例年なら今頃がいちばん暑い時です。

 今年はいつもより10日くらい早く猛烈な暑さが来たように思うのですが、蝉は暑さに合わせるのではなく、いつも通りの時間に地上に出てきたのではないでしょうか。

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 子供の頃、サクラの木に登ってよく蝉を捕まえました。今サクラの木は大きくなってしまい、高い梢の先で鳴いている蝉を見つけることが出来ません。

 サクラの木の下、ナンテンの木に蝉の抜け殻がいくつもありました。早朝に探すと脱皮する前の幼虫を見つけられるのですが、朝は慌ただしくそんな余裕がありません。

 小学生の頃、ラジオ体操に行く前に家の裏に出て柿の木の幹を登っていく蝉の幼虫を捕まえました。背中から脱皮していく蝉の幼虫は真っ白で羽も柔らかそうでした。

 やがて時間が経つにつれ、日差しに焦がされていくかのように白い蝉の身体は褐色になっていき、柔らかそうだった羽根もしっかりした形に固まっていきました。

 アブラゼミでした。お昼にはすっかり普通の蝉と変わらない外観になりましたが、なぜかその蝉は飛ぶことが出来ませんでした。




 明日から台風だそうです。待望の雨が降りそうですが、雨も風もほどほどに願いたいものです。しかも今回の台風はいつもとは反対方向から来ます。少し不安を感じます。

 いつも夏になるとルーティンが崩れます。そのわけは私の部屋にクーラーがないからです。とりわけ今夏は異例の暑さ、部屋の温度が36.5度と体温なみです。そのため部屋に長居出来ず、皆様のブログ訪問も滞りがちになっています。
 

 今夜のYouTube、Gの種が尽きましたのでHに移ることにします。Hで初っぱなに思い浮かぶのはHelen Merrill(ヘレン・メリル)です。やはりなんと言ってもクリフォード・ブラウンとの共演を外すわけにはいきません。有名なYou Be So Nice・・・は何度もアップしているので今夜は同じアルバムからDon't Explainです。今夜はこのアルバムを聞いてねむることにします。



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みんな一緒に咲きました [自然]

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 春を越えて初夏のような陽気が続いたのでサクラが一気に満開になりました。27日、我が家のサクラ開花宣言、翌28日三分咲き、そして昨日29日は七、八分咲き、今日はとうとう満開になりました。

 まだ蕾の頃、珍しくイカルが来ていました。写真を撮ったのですが逆光でシルエットになってしまいました。向こう側に回るには花の下を通らなければなりません。逃げられてしまいました。

 その後、シジュウカラの番が春の歌を歌いに来ていました。花が咲き出すと、今度はヒヨドリが頻繁に来て、花の密を吸っています。

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 今年は、寒さが厳しかったあと一気に暖かくなったせいか、まるで北海道みたいにいっせいにいろんな花が同時に咲いています。

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 庭のサクラとツバキ

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 畑の菜の花


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 春はやっぱりタンポポ


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 ウメも若葉が出ていますがまだ花が咲いています。

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 峠を過ぎたウメとサンシュユ

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 幼稚園のハクモクレン

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 ハクモクレンよりいつもは少し早いコブシもまだ咲いていました。

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 ユキヤナギ

 花に気を奪われて、背景を入れるのを忘れました。

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 ネコヤナギ こんな風になるのですね。

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 カキドオシだと間違えて覚えていた土手のムラサキゴケ

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 ヒメオドリコソウたち

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 庭のキンモクセイのそばで毎年咲く自然生えのスイセンも今年は満開のサクラといっしょです。

 職場の庭でも例年ならアンズが散り、その次にハクモクレンが散ってからサクラが咲くのに今年はいっしょに咲いていました。


 明日は我が家の庭で同級生数人と花見の予定です。皆の都合を合わせて明日にしたのですが、絶好のタイミングになりました。今夜、よほどきつい風雨でもない限り明日も満開でいてくれると思います。

 夜は我が部屋で酒盛りになります。普段は人が来ない我が部屋、散らかり放題だったので慌てて掃除をしました。こんなことでもないと、なかなか掃除をしないのでちょうど良い機会でした。

 狭い部屋、オーディオやレコードなど物の多さは今更どうしようもありません。何とか押し分けて4.5人が座れるスペースを作る事が出来ました。


 今夜のEEthel Ennis(エセル・エニス)です。初めて彼女の声を聞いたとき、なんて可愛らしい歌い方なんだと思いました。全然知らない歌手だったので、大発見したみたいにあまり多くないレコードやCDを集めたことがあります。知る人ぞ知る歌手です。歌はしっとり情感があります。



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ウラジロの谷 [自然]

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 12月初めの頃、また鳥を求めて山へ行ったときのことです。

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 あたりはすっかり冬枯れています。

 鳥の声を追ってどんどん山の中深くへ入っていきました。いつもは行かない所へもこの日は足を伸ばしてみたら

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 辺り一面、緑一色のウラジロの大きな群落に出くわしました。壮観でした。

 ウラジロは正月のしめ縄飾りに使いますが、家庭用のしめ縄には大きすぎる見事な大きさです。

 秋頃から右足の膝の調子が悪くて、斜面を上がるのに不安がありました。初めのうちは慎重に足を運んでいましたが、いつの間にかそれも忘れてしまっていつものペースでどんどん斜面を登っていきました。

 登っていくのはいいのですが、そのうち今いるところがどの辺かわからなくなってきました。少し不安になりましたが、迷っても裏山のことです。今までの経験上、尾根をあちこちさまよっているうちふと見慣れた林道に出会うものです。

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 近くを流れる渓流には小さな滝も出来ていました。

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 その近くで出会ったのは、どこにでもいるシジュウカラだけ、しかも暗くてうまく撮れていませんでした。

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 仕方無く尾根を下って、出会った山道をとぼとぼ帰ってきたら

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 山道にかかる木々の枝の上に一匹のリスが現れました。慌ててカメラを構えましたが驚くほどの身軽さで枝を渡って行ってしまいました。

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 この日、唯一の鳥果です。しかも枝かぶり。



 今年もあと2日になってしまいました。今年一年、いろいろな事がありましたが、全体的には可もなし不可もなしの平穏な一年だったかなと思います。

 それなりに歳も取ってきて、身体のことなどが気になるようになってきました。一年歳を取ったというか、無事一年を過ごすことが出来たというか。

 来年は、下の孫が幼稚園に上がります。上の子は手が掛かりませんでしたが、この子は大変そうです。まだ2歳、少し早い気がしますが2月生まれなので仕方ありません。

 ママの仕事の日は、朝から預かっています。パタパタと可愛い足音をさせて我が家に飛び込むようにやってくるのですが、それももうなくなるかと思うと少し淋しいですね。

 来年は、組の役が回ってきて少し忙しい思いをしそうです。久し振りなのでこっちの方が不安です。さてどんな一年になることやら。

 今年も一年間、お付き合いありがとうございました。また、来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎え下さい。


 今夜Dで始まるミュージシャンはDinah Shore(ダイナ・ショアー)です。歌はApril in Parisです。季節は違いますが、冬の夜長、お酒を飲みながらしっとり聞くのに良さそうです。ピアノはアンドレ・プレビンです。


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霜解け [自然]



 冬の朝、起きるのは苦手です。起きて出かけなければいけないとき、着替えが夏に比べて手間取るのも慌ただしく嫌です。

 起きてようやく着替えを済ませ、空が晴れているといつも裏山のことを思います。ひょっとしたら野鳥に出会えるかも良い写真が撮れるかも知れないと。

 野鳥を求めて裏山へ写真を撮りに行くようになってから冬の朝が好きになりました。夏にはそんな早く起きられない私でも、冬の朝なら野鳥が起き出して動き出す時間に間に合うのです。


 霜が降りた寒い朝、あたりは一面白く凍り付いています。やがて山の向こうに朝日が昇ってくる兆し、空がオレンジ色に照らし出されます。

 山の上から白くまぶしい斜めの光りが地上に降り出します。その光の強さには驚かされます。草の回りに白く固まっていた霜がみるみる溶けて、大地は露に濡れ鮮やかな緑や茶色に蘇ります。

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 家の裏の畑の霜が溶けた頃、裏山の入口に向かっても大丈夫です。裏山の裾ではまだ白い霜に覆われているところ、霜が溶けて白い蒸気を上げているところ、露に濡れて輝いているところ、霜と露が乾いてしまったところがグラデーションになって広がっています。


 雑木林の中、常緑樹の葉にたまった露が折からの陽の光に照らされてきらっきらっと光ります。露が滴って落ちる音、鳥を追っているとそんな光りや音に惑わされます。

 雑木林の奥や高い木々の上で野鳥たちの囀りがかまびすしいのですが、肉眼でちらっと見ることが出来てもなかなかファインダーで捉えることが出来ません。メジロ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリは裏山の常連です。

 山道いっぱいに落ち葉が敷き詰まっていて、その上を歩くとかすかな音がします。鳥を追うには気になる音ですが、その音や落ち葉を踏みしめる足裏の感触が心地良いのです。

 鳴き声や鳥影を追って歩き回る私の足下から、突然一羽の野鳥が白い腹を見せて翻るように飛んでいってしまいます。しまったと飛んでいった方向を目で追いながら何の鳥だったのだろうと思います。

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 雑木林の暗がりの中、大きな木の幹でコゲラがコツコツと音を立てていました。少し暗いのですがその白と黒のストライプの背にカメラのレンズを向けます。

 連写でシャッターを押していると、その音が聞こえたのか、それまで一心不乱に木をつついていたコゲラが、くいと首を上げてあたりをきょろっと見回します。私が息をひそめているとまた何事もなかったように木を突く動作に戻っていきました。


 冬になると毎年ルリビタキが止まりに来ていたハゼの木、いつの間にか伐採されてしまったその木があったあたりを死んだ子の歳を数えるように見回します。

 その周りには、切り取られてもまたその幹から新しい枝が出ていつの間にか青い葉をいっぱいに茂らせている木がありますが、ハゼの木は再生してきません。そこでルリビタキを見かけなくなって何年経つことか。


 天井川に水はありません。代わりに川床に生えたススキの群落が穂に光を浴びて風に靡いています。光るススキの穂の群れはまるで川の流れのように見えます。

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 天井川の土手では、霜が溶けて白い蒸気が立ち昇っています。蒸気は生き物のようにもくもくと沸き上がり、かすかな風に揺られて流れていきます。

 空気中の水蒸気が長く冷たい夜の間に冷やされて霜になるのですが、再び太陽の光に暖められて溶け白い水蒸気となって立ち上がっていきます。

 斜めに降り注ぐ陽の光を背景に立ち上がる白い蒸気の流れと、逆光になった木の幹のコントラスト、暗い杉木立の間に斜めに差している光の筋が靄って見えるのも水蒸気のせいでしょうか。


 自然は、じっとしているようで能弁ですね。こちらが目を凝らし耳を傾けると実にいろいろな姿を見せてくれます。しかも刻一刻と姿を変えてとどまることを知りません。

 鳥を撮るために持ってきた望遠レンズを持ち歩き、鳥を追っかけてはそこで出会った風景を片っ端から撮りました。広角レンズを持ってこなかったことを悔やみながら。

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過ぎゆく秋 [自然]

 寒くなってきました。朝、霜が降り始め昼間も冷たい風が吹くようになってきました。北の方では雪の便り、晩秋と言うよりもう初冬の趣です。

 遅れていたタマネギの苗をやっと植えた午後、風もなく穏やかに晴れていたので久し振りにカメラを持って家の裏にある神社に行ってきました。

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 まだ早いか、それとももう遅いかと案じながら行ったのですが、参道の入り口は今年も真っ赤に染まって迎えてくれました。ちょうどいいときに来たらしいと期待して参道の坂道を上がっていったのですが・・・

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 赤いモミジはともかく、黄色のモミジが冴えません。少し早かったのでしょうか。神社の石橋の上に垂れ下がるモミジも葉が痛んでいて色も悪く撮るに堪えない状態でした。

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 神社のそば、孫が通う幼稚園のカリンの木に実がひとつだけ残っていました。
 
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 幼稚園のイチョウはすっかり葉を落としてご覧の通りです。もう落ちてから日が経つのかあまりきれいではありません。

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 地蔵さん

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 至る所冬支度の中で、もう来春の用意をしているモクレンがありました。

 神社、地蔵さん、幼稚園をあとにして山の方に向かいます。しばらく山に上がっていませんが、今日も時間が無いので上がれそうもありません。その裾野だけを覗いてみようと思います。

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 墓地近くのメタセコイアの並木はすっかり色付くにはもう少し時間が掛かりそうです。

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 橋の上から撮っています。道に見えるのは川床です。天井川で雨のあとしか水がありません。画面左は紅葉に見えますが、自生の柿が枝いっぱいに実を付けています。

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 野菊、もう時期を過ぎています。この日見つけた唯一の花でした。

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 山の入り口です。去年はここでミヤマホオジロの群れに出会ったのですが、今日は声さえ聞こえてきません。

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 写真を撮りながらメタセコイアの並木道を引き返して歩いていると、道の向こうから妻が孫をベビーカーに乗せてやってきました。

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 今夜のDDjango Reinhardt(ジャンゴ・ラインハルト)です。曲は「マイナー・スイング」映画「ルシアンの青春」の冒頭、主人公が自転車に乗って延々と走る場面でこの曲が流れていました。


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裏山の秋便り [自然]

 10月、11月と仕事が比較的楽だったので、私にはいい休養になりました。そのせいかどうか、余裕が生まれて11月は休まずにブログ更新出来ました。それどころか週一では、足りないくらいですが、取りあえず今日は、タイムリーに紅葉の裏山便りとしたいと思います。

 歩いたのはちょうど一週間ほど前のよく晴れた日でした。今では紅葉もかなり進んでいたり、もう終わりかけているところもありそうですが、一週間前の裏山はまだ少し早いようにも思えました。

_DSC0010.JPG 家の裏を出て、裏山に向かってなだらかな坂道を上がっていくと、途中に氏神様を祀った集落の神社の鳥居が見えてきます。

_DSC0016.JPG その鳥居をくぐった参道はさらに急な坂になって、ようやく上がりきると本殿が見えてきます。社は木々に囲まれてまだ朝日が全体に届いていないせいか、紅葉の景色は今ひとつに思えました。

 天井川に架かった石橋を渡って、本殿の前で右に折れるか左に折れるか迷いましたが、野鳥を求めて左に折れ裏山の方に向かうことにしました。

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DSC_1474.JPG 天井川に沿った雑木林の中の道は平坦です。川から差し込む朝日がまぶしいほどでした。

_DSC0017.JPG 天井川上流にはメタセコイヤの並木が広がっています。

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DSC_2044.JPG 燃えるようなオレンジ色に染まるメタセコイアですが、まだ黄色や緑が目立つのは、少し時期が早いのでしょうね。近くのメジロやコゲラがいるスポットから、その日は姿も声もありませんでした。

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 あきらめて裏山の入り口にある沢に向かいます。赤く染まったカエデが沢を覆うように広がっていました。

 いつもならここから裏山に上がるのですが今日は鳥と紅葉を撮りたかったので引き返して、山裾あたりをうろうろしました。

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 野鳥の声に誘われて、「獣注意」の看板がかかった鎖を跨いで、雑木林の中に分け入って行きました。

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 カメラを胸元に携えて、息を殺してそうっと歩きます。それでもごく近くで、ふいに激しい羽音がして、鳥が飛び立っていくことがあります。

 茂みが深く、鳥の声が聞こえても姿がなかなか見えません。高い木々の上を鳥影が渡っていくのを恨めしげに見上げるだけです。やがて下の方に降りてきても、遠すぎたり混み合った枝葉が邪魔してうまくファインダーで捉えられません。

DSC_1590.JPG やっと捉えた一枚です。この画像の中のどこに鳥がいるかわかるでしょうか。保護色に守られて、まるで隠し絵のようです。

DSC_1600.JPG 写りはともかく、少し全体が判るように捉えられたのがこちらです。ミヤマホオジロでしょうか。

DSC_1674.JPG 野鳥の影を追いかけて、少しずつ奥に入っていきます。鳥影を見つけると逃げられないように、自分の気配を殺してじっとシャッターチャンスをうかがいます。

 鳥を追っているのに目の前の木漏れ日の美しい風景が気になります。この風景を撮りたい衝動を抑えることが出来ません。次にカメラを鳥がいたほうにもどすと、もう鳥陰はそこにはありません。

 木の上ばかり見上げて歩いているその足元から、急に羽音を立てて数羽の野鳥が飛び立ちました。しまったと思ってもあとの祭りです。

 でも、そのうちの数羽が遠くまで飛び立たず、頭上の木の枝に止まってくれました。

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DSC_1964-001.JPG 思いの外近くで撮れたのですが、林の中は暗く、目のあたりが黒い鳥なので、眼がはっきり写った写真があまりありませんでした。

DSC_2054-001.JPG これは証拠写真のようなもの、本当に木々の枝が網の目のように混み合った中で見つけたました。こちらはホオジロでしょうね。

 ここのところ鳥の写真はさっぱりでしたが、この間のジョウビタキ、今日はミヤマホオジロが撮れて少し得心が行きました。お昼の時間が迫っていたので今日はこの辺で切り上げることにしました。

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DSC_2087.JPG モクレンの大きな葉もずいぶん散っていました。

DSC_2101.JPG 孫が通っている幼稚園のイチョウ。

 帰り道、もう一度神社に寄って見たら、橋の上にかかるカエデにちょうどお昼の光が当たって、朝見たときより綺麗に輝いていました。

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 東京では観測史上初の11月の積雪があったとか、関西地方、ここ2.3日は冷えましたがそれでも平年並み、どちらかというと暖かい晩秋のような気がします。

 今年も残すところあと一月あまりになりました。お出かけが多かった割に、今年もこれと言ったところに紅葉を見に行かず、いつもの裏山の秋で手軽に済ませてしまいました。

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  The windmills of your mindと言うより、日本名「風のささやき」の方が通りがいいですね。今の季節になるとこのメロディが過ぎります。ミッシェル・ルグラン作曲で映画「華麗なる賭け」のタイトル曲ですが、私には映画よりこの歌の方が一人歩きしています。

 アート・ファーマーの演奏で取り上げようと思ったのですが、続いているのでYouTubeで他をさがしてみました。この曲はいろいろな人が歌ったり演奏しています。スティングなども面白そうでしたが、A行にこだわってみると、Alison Moyetと言う歌手にぶつかりました。全く知らない歌手なのですが、この歌のイメージにふさわしい声と雰囲気を持っているように思えました。


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おもいでの夏 [自然]

 ここ数日、晴れたり曇ったリですが、朝晩よく冷え込んでやっと秋らしい日々になってきました。身体が軽くなり食べ物がおいしく、何より音楽が心にしみ入る季節の到来です。

 10月10日の体育の日は、前日までの蒸し暑さからさわやかな秋らしい日に切り替わった日でした。朝、庭に薄い朝日が斜めに差していました。外に出ると空気がひんやりして心地よく、思わず伸びをしたくなるほどでした。

 あんまり気持ちがよかったのでカメラを持って裏山に出かけることにしました。キビタキエゾビタキの写真をどなたかのブログで見かけたので、ひょっとしたら出会えるかもと思ったのです。

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 いつもの山の入り口の清流です。このところ雨が多かったので沢の音が大きかったですね。

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 山の入り口を過ぎ小さな橋を渡りどんどん登っていくと、聞こえて来た野鳥の声はいつものヤマガラでした。私が写真を撮っている間、モクレンの実を突いていました。

 久し振りにファインダーでしっかり鳥を捕まえている実感があったのですが、後で見るとボケていますね。しかもこの日の野鳥の成果はキビタキやエゾビタキどころか、たったこれだけでした。

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 アケビの実です。ほんわか柔らかそうに見えますが、触ってみると思いの外固い感触でした。

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 ぽつんと一つだけ落ちたドングリ、まだ少し早いのか仲間がいなくて淋しそうです。道ばたには青い栗の毬がいくつも落ちていました。毬の中は空っぽです。たぶん猿の仕業でしょうね。

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 あちこちで名前の知らないキノコを見かけました。入るとき気づかなかったのですが、今は松茸山の時期なんですね。どれだけ松茸が採れるのか知りませんが、入山禁止の看板が山を下りた所に立てかけられていました。

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 坂道ははじめのうち少ししんどかったですが、すぐに何ともなくなりました。暑くも寒くもない気持ちよさに身体が勝手に動く感じです。

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 林道の途中で、一人の高齢者と一組のご夫婦とすれ違いました。白髪のご主人が、私のカメラを見て「鳥ですか、いますか」と声かけてきました。私は苦笑しながら「いませんね」と答えるだけでした。

 登っていく私の足取りより、降りてくる人たちの足取りの方が軽く見えるのは、上りと下りの違い、人生の坂道と同じでしょうか。

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 集落境まで行って、いつもならそこで引き返すのですが、その日は境を示す鎖をまたいで越えて、隣の集落の林道に入っていきました。

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 私たちの集落の林道は舗装されていますが、隣の集落の林道は未舗装で人の手がほとんど入っていない印象でした。降りていくほどに草や木々が茂って林道のまわりはうっそうとしてきます。

 以前から、この道を降りていくと隣の集落のどのあたりに降りるのか、興味があったので今日は麓まで探検してみることにしました。

 自然に富んでいる林道の所々では湧き水が溢れたり、道が雨水で削られたりしています。もちろん草はボウボウです。林道回りの林の奥からは、鳥の声もよく聞こえ飛び交う姿も見えますが写真に収められるほどではありませんでした。

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 大きな水音を立てて沢が林道沿いを流れています。水底の砂が見えるくらい綺麗な水です。こういう所にカワセミがいそうな気がしますが、カワセミが生息するには川底が浅すぎますし、肝心の餌になる魚がいません。

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 頂上まで行ったら引き返すつもりだったのに、隣の集落に入って歩き続けています。初めて歩く道なので、あとどれくらいで麓に着くのか判りません。林道はくねりながら緩やかに下っていきます。木漏れ日が気持ち良くて、汗も疲労感もありません。

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 アケビの実がこちら側ではすでに熟して弾けていました。

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 草木が生い茂り鬱蒼とした間にかろうじて林道が見えています。突然、緩く曲がった行く手に鹿の姿を発見しました。一瞬、カモシカかと思ったくらい大きくて角を生やしています。

 ニホンシカですね。写真を2.3枚撮りましたが、逃げないので少し不安になった頃、全身を翻しはねるように逃げていきました。後で写真を見ると可愛い顔をしています。さすが野生、奈良にいる鹿とは体毛など雰囲気が少し違いますね。

 鹿に出くわして、急に不安になりました。山道の所々にはイノシシがのたくった跡もありました。気休めにしかなりませんが、道ばたに折れて転がっている木の枝を拾い持って歩きました。

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 深い山道の下から一頭の蝶がひらひらと上がってきました。羽根の模様を見るとアサギマダラのようです。全くいないことはありませんが、そう頻繁には見かけない蝶です。

 しかしあたりには彼女が止まる花がありません。何度も木の葉に近づいて止まりそうになりながらまたひらひらと舞い上がって林道を私とは反対に上がっていきます。

 追っかけて何度かシャッターを切りましたが、結局カメラに収めることは出来ませんでした。逃げるに従って追いかけて行くとまた山を登ることになるので途中で追うのをやめました。

 それからしばらく歩いて、林道は突然ぷつんと途切れて、その先には異空間のような明るい住宅街が広がっていました。なんと林道の終点は△△台と呼ばれている新興住宅地でした。

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  住宅地の一軒のお宅の庭先にあったホトトギスです。

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 山を切り開いた住宅街を抜けて麓に降りると昔からの古い集落に出ます。そこは中学生の時、自転車で毎日通っていた道です。

 ついでに子供の頃遊びに来た同級生の家や通り沿いの懐かしい家家の軒先を確かめながら、自宅まで歩いて帰りました。家にたどりついたら、もうお昼を過ぎていました。およそ4時間ほどの小さな山歩きでした。


 今日のジャズはアート・ファーマーです。1970年代半ばに来日されたとき、聞きに行っているのですがその話はまた別の機会にして今日は「おもいでの夏」です。ミッシェル・ルグランの作曲で同名映画のテーマ曲です。アート・ファーマーのフリューゲル・ホーン抒情的です。皆さんには、どんな夏の思い出があるのでしょうか。 


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