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「君と歩いた青春2018」に行って(2) [音楽]

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 オープニングは出演者全員でジローズの「戦争を知らない子供たち」の合唱で始まりました。この日の出演者は、伊勢正三、イルカ、南こうせつ、杉田二郞、堀内孝雄、尾崎亜美、太田裕美の面々、他にスペシャルゲストとかシークレットゲストと呼ばれるクレジットされていない出演者がこの日は3名ありました。

 オープニングに続いて、杉田二郞が去年12月に亡くなったはしだのりひこの「風」を歌いました。その翌日2017年12月3日にあった「徹子の部屋コンサート」で南こうせつがしみじみと歌ったことを思い出してしまいました。

 次は尾崎亜美だったでしょうか。ついこの間のことなのに、もう出演順や歌われた曲目がはっきりと思い出せません。

 尾崎亜美の名前は知っていましたが、歌は知りませんでした。ピアノを前に「オリビアを聴きながら」を歌い始めて、ああこの歌の人だったのかと思った次第です。

 しかし、あとで調べるとこの歌を歌ってヒットを飛ばしたのは杏里で、尾崎亜美は作詞作曲だそうです。1978年ヒットと言うことでぎりぎり70年代の曲ですね。私は80年代初めかと思っていました。




 次は妻がお待ちかねの伊勢正三だったかな。ギターを抱えて「22歳の別れ」を情感たっぷりに歌いました。歌はいまいちだけどギターは上手と妻は言います。

 この歌がヒットしたのは1975年だそうです。「かぐや姫」の曲とばかり思っていましたが、正確には「風」というグループでその一人が伊勢正三だったそうです。この辺の所さすが妻は詳しかったです。

 私は南こうせつはともかく伊勢正三をあまり知りませんでした。その理由の一つに彼があまりテレビに露出していなかったからだと思います。なんと私と同い年でした。

 妻もファンの一人ですが、伊勢正三人ってかなり人気があるのですね。あちらこちらから「しょうやん」と声が上がっていました。この「君と歩いた青春」は彼のプロデュースによるものだそうです。



 堀内孝雄はこの日の出演者の中では、唯一の大阪人で大阪で開かれるのコンサートには確かにぴったりな気がしました。大阪らしいノリのよいお喋りも上手です。ただ全体の中ではやや違和感のある存在に見えました。「遠くで汽笛を聴きながら」

 もっと違和感があると言えば、元アイドルだった太田裕美ですが、彼女の歌はなんとなくストーリーが感じられて他のアイドルとも違う気がします。ピアノ弾き語りもしますし歌もうまい。

 北海道の震災と彼女の持ち歌「9月の雨」のエピソードを喋っていたので、ああ今日は「木綿のハンカチーフ」ではないのだと思ったら、やはり「木綿のハンカチーフ」を歌ってくれました。懐かしかったですね。



 突然現れたのはシークレットゲストでした。誰かわからなかったのですが、「チューリップ」の姫野達也だそうです。若い頃は伊勢正三と同じくらい痩せていたそうですが、今はタッチと呼ばれるほどの変わりようだそうです。

 私はチューリップの名前は聞いたことがありますが構成員一人一人の名前までは知らないので、彼の変わり様もわかりませんでした。「心の旅」

 スペシャルゲストの押尾コータローもクレジットされていない一人でした。ギターひとつで登場して何を歌うのかと思ったら、彼はギタリストなんですね。知りませんでした。ギター一本でラベルのボレロを演奏しました。圧巻です。

 後半の最初はイルカだったでしょうか。それまでイルカは場を盛り上げるために変な格好をして登場していましたが、やっとイルカらしいつなぎの出で立ちで登場、「なごり雪」と「雨の物語」じっくり聞かせてくれました。この二曲も作詞作曲は伊勢正三なんですね。

 

 いつまでも年齢不詳の感じがするイルカですが、もう中学生のお孫さんがいるのだとステージで喋っていました。


 南こうせつは最後の方だったと思います。いつものように「僕のお父さん」をステージ一杯走り回って歌いました。そしてにわかかぐや姫を再結成、伊勢正三と二人で「神田川」です。私の横に座る妻にちゃんと届いていたでしょうか。

 「神田川」は「22歳の別れ」より早い1973年に登場しているのですね。私の記憶では順序が逆でした。この歌が毎日のように街に流れていた頃、私はあまり良い思い出がありません。演奏の間、そんなことを思い出しているうちに歌は終わってしまいました。




 3時間あまりにも及ぶコンサートもいよいよクライマックス、お決まりのアンコールです。会場入り口で渡されたペンライトがここで登場です。照明を落とした客席でいっせいにオレンジ色のペンライトが揺れています。その様が顕微鏡の中のばい菌みたいだとイルカが言ってました。

 堀内孝雄熱唱のアリスの曲2曲が終わると最後の最後です。なんとなく「あの素晴らしい愛をもう一度」で終わってくれたらいいなと思っていたら、ここで特別ゲストの紹介がありました。

 白いスーツに身をこなした長身白髪の男性、北山修の登場です。もう70歳を超えているはずですが、相変わらず男前でかっこ良かったですね。

 私が高校生の時、「帰ってきた酔っ払い」で登場したフォーククルセイダーズも今や彼一人だけになってしまいました。彼の登場でラストの曲は「あの素晴らしい愛をもう一度」で間違いないものになりました。

 アンコールから観客は総立ちです。「あの素晴らしい愛をもう一度」の大合唱になりました。11000人以上が入った大阪城ホール、私と同世代の年配者たちで埋まっています。

 みんなと一緒に口ずさみながら、この光景を若い人が見たらどんな風に写るのだろうかとちょっと覚めた目であたりを見回していました。 

 


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「君と歩いた青春2018」に行って(1) [音楽]

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 先週の土曜日、大阪城ホールへ行ってきました。「君と歩いた青春2018」を聞きにです。

 ずっと私ばかりコンサートに行っているので、その罪滅ぼしに妻に行きたいコンサートを聞いたら、「かぐや姫」や「風」、イルカの歌を聞きたいというので探していてこのコンサートを見つけました。ただ去年は何か他の用事とぶつかって行けなかったのです。

 それでその代わりに、南こうせつが出る黒柳徹子の「徹子の部屋コンサート」や、「母の日のコンサート」に出かけたのですが、妻はやはり伊勢正三やイルカが聞きたいと言います。

 伊勢正三、イルカのコンサート、関東ではよくあるようなのですがなかなか関西まで足を伸ばしてくれません。結局一年後、遠回りしてようやく元の「君と歩いた青春」コンサートに行くことになりました。

 行ってみてはじめて知ったのですが、「君と歩いた青春」コンサート、なんと今回でもう10回目になるのだそうです。

 私はもちろん有名な「22歳の別れ」「神田川」「なごり雪」などは知っていますが他はあまり知りません。どちらかというと付き添い気分なのですが、密かに「木綿のハンカチーフ」の太田裕美を楽しみにしていました。


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 ずいぶん涼しくなった9月ですが、この日の大阪はまた暑くて30度近くあったのではないかと思います。開場まで一時間あまり早く着いたので、寝屋川沿いのベンチに腰掛けて景色を眺めたり、大阪城公園をぶらついたりしました。

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 大阪城ホールの横を流れる寝屋川。対岸はビルで囲まれています。その頭上を飛行機が飛び、水上にはいろいろな形の水上バスが何度も行き交っていました。

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 大阪城ホールからぐるっと回って、大阪城の麓まで来ました。大阪城、私は数年前同級生たちと上がっています。妻に入るか聞きましたが、もういいという返事。お城に繋がる橋を行き交う人たち、日傘を差したり短パンだったりで夏の出で立ちですね。

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 公園内をレトロなロードトレインが走っていました。内堀を金ぴかの御座船が航行しています。土曜の午後とあって、公演ではランニングしている人や野球を楽しむ人たちがいました。

 私たちは開演まで中途半端な時間しか無かったので、水上バスにもロードトレインにも乗らず、ただ暑い中を歩いただけでした。あまり暑く歩き疲れたので、妻はコンサート中に眠ってしまうかも知れないなどとこぼしていました。

DSC_7829.JPG お城の門の入り口脇で鷹を扱っている人たちがいました。鷹は懐いていて飛び立ちません。観光客がカメラを向けても平然としていました。

 ブラブラしているうち開場時間が過ぎ、開演時間30分前が近づいてきたので私たちは大阪城ホールに向かうことにしました。

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 ビルの下、木々の間から大阪城ホールの丸い銀色の屋根が見えます。

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 席はアリーナ席でした。しかも中央ど真ん中の席です。アリーナ席、初めての体験だったので行くまでは期待していたのですが、実際行ってみると思ったよりステージから遠く、しかも席が階段状になっていないのでステージは見にくかったですね。

 私の席の前の方が大柄な男性で閉口しました。しかもパイプ椅子のような補助椅子は長い間座っているとお尻が痛くなりました。

 ただ他の席に比べればステージに近く、ステージと同じ高さなので音は迫力がありましたね。久し振りのライブ、堪能しました。

 長くなりそうなので、続きは次週にします。


 「君と歩いた青春」というタイトルの曲があったのですね。この企画の始まった当初から太田裕美が歌い続けているそうで、この日も披露されていました。



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Song For My Father [音楽]

 台風で一息ついたかと思ったら、また酷暑に逆戻りです。それどころか今日は40度超え観測数が過去最多だったそうです。40度超えの地点があること自体驚きなのですが。

 暑くてもやらなければいけいない事はあるので、必要最低限のことだけして後はじっと耐え忍んでいる感じです。この暑さ、いつ終わる目途も立っていませんしね。

 ただ、日は確実に短くなってきています。これからさらに短くなっていきます。日照時間が短くなると、それだけ籠もる熱も少なくなっていくのではないでしょうか。

 昼間の暑さは溜まりませんが、今日の夕方6時頃、少し風があってこの間までよりましな気がしました。お盆を過ぎたら、朝晩は少し凌ぎやすくなるのではないでしょうか。


 今日は掲載する写真がありません。この一週間、一枚も写真を撮っていません。今日、淡いピンク色の芙蓉の花を見かけたのですが、その花の印象だけが残っていてどこだったかすぐに思い出せませんでした。

 一月半に一回行っている病院の駐車場でした。この夏の暑さにもめげずすくっと咲いていている姿が印象的でした。花を見上げなから、ああカメラを持っていないなぁと思ったのです。


 今夜のHHorace Silver(ホレス・シルバー)です。ホレス・シルバーは好きなピアニストの一人です。名演奏一杯ありますが、おなじみのSong For My Fatherを選びました。YouTubeの演奏は、レコードの演奏に比べてテンポが速くあっさりして聞こえますが、シルバーのピアノソロからは熱いジャズの息吹が伝わって来ます。暑い夏には、熱いジャズです。



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雨の音 [音楽]

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 梅雨に合わせて庭のアジサイが咲き出しました。今年の梅雨は、気温の低い日が多いですね。雨の合間に晴れ間が出ても、からっとしていてジメジメしません。

 昨日の朝は、まさにそんな朝でした。この時期にしてはからりとして気持ち良く、こんな日は何かいいことがあるかなぁと思えるような朝でした。結局、これと言っていいことはありませんでしたが、悪いこともない日でした。

 去年は、前半空梅雨でした。いつ梅雨入りしたのか知りませんが、日記を見ても6月7日から6月20日まで雨の記述がありません。そして毎日暑い暑いとこぼしています。

 しっとりしめやかな雨の降る梅雨の前半は嫌いではありません。ずっとコンボジャズを聞いていたのにピアノトリオが聞きたくなったり、クラシックのピアノ曲が聞きたくなったりします。理由はないのですがなんとなくそんな気分になるのです。

ショパン:夜想曲全集

ショパン:夜想曲全集

  • アーティスト: ピリス(マリア・ジョアン),ショパン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/01/22
  • メディア: CD
 ピリスのモーツァルトのアルバムは何枚も持っているのですが、ショパン、ベートーベン、シューベルト、シューマン、ラベルも弾いているみたいなのでオークションを物色してCDを数枚買いました。

 中にはピリスのCDなのに100円で落札出来たのがあって驚きです。最近は、中古CDより中古レコードの方が高いことがあります。中古CDは中古レコードに比べて音の劣化の心配が少ないところがいいですね。


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 ナンテンの花も咲き始めました。クローズアップしないとそれとわからない小さな花です。

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 栗の花はこのままがいいですね。

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 柿の花を探して見上げたらもう実がなっていました。今年は豊作の年でしょうか。


 ピリスが弾くショパンの夜想曲が聞こえてくる向こうの窓から、雨のしずくの音が聞こえてきます。音楽を聞く上では雑音になるのでしょうが、今のこの時期、この気分で聞くにはそれもまた乙な演出に思えます。


 今夜のYouTubeはジャズを一休みして、マリア・ジョアン・ピリスが演奏するショパンの夜想曲です。


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No Problem [音楽]

 お正月も3ヶ日、7日正月はおろか、小正月も瞬く間に過ぎて行ってしまいました。もう正月気分はどこにもないはずですが、お正月独特ののんびりした雰囲気だけは続いています。

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 今年はお正月からずっと寒い日が続いていました。とくに先週は本当に冷え込んで、外に出ると痛いほどでした。よく雪が降らないものだ、暖かい四国や九州に雪が降ったのにと不思議でした。


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 と思っていたら厳しい寒さが続いた三日目の土曜の夜、とうとう当地にも雪が降りました。今冬、初めての積雪です。あっという間に5センチほど積もりましたが、翌日曜は暖かいお天気だったのでほとんど溶けてしまいました。

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 今週になって一転、今度は春のような暖かい日が続いています。そんな中、家の裏の畑でモズが日向ぼっこしていました。なかなか近寄れなくてこんな遠い写真しか撮れません。

 ブログを一週休んだら、ブログの訪問もサボってしまい慌てて皆さんのところへ出かけました。その中で今年は寒さがきびしいせいかツグミロウバイをまだ見かけないとコメントしたのですが、そんなコメントをした翌日、家の裏の休耕地でツグミを見つけました。

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 こちらはシロハラでしょうか。山では時々見かけますが、家の裏に来るのは珍しいです。枝の上や休耕地でのんびりしているツグミと違って、こちらはけたたましい鳴き声を上げながら忙しく飛び交ってました。

 ツグミが来たのならひょっとしたらロウバイも咲いているのではないかと、ご近所のロウバイを見に行きました。

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 やはり咲きかけていましたね。まだ蕾が多かったですが膨らみだした花がいくつかありました。暖かくなってきて急に咲きだしたのでしょうか、それともただ見落としていただけ。

 書きながらそう言えば、去年もこんな記事を書いていたようなデ・ジャブのような記憶が蘇りました。

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 でも、いつも暮れには咲く庭のスイセンは今年まだ蕾です。これこそ寒さのせいだと思っていたら、妻が夏に植え替えたのだそうです。

 去年の暮れと言っても、12月は一月前にしか過ぎないのに、年が変わった途端のこのまったり感はなんでしょう。いずれにしても、静かで穏やかな滑り出しには違いないようです。


 年が変わったのでそろそろDを終えてEの項目に移っても良い頃なんですが、Duke Jordan(デューク・ジョーダン)を忘れていました。
 約30年程前、彼はこの田舎の隣町のホールに来てくれました。田舎に戻って数年、ジャズを久しく体験していなかった私は、喜び勇んで駆けつけました。
 田舎のホールのこと、残念ながら満員ではありませんでしたが、彼は細身の身体にベージュのベストにスラックス、口ひげを蓄えたおしゃれなジイサンという出で立ちで、本場のピアノトリオを聞かせてくれました。

 YouTubeの演奏は「危険な関係のブルース」の演奏も懐かしいのですが、今夜は彼のピアノで「No Problem」です。



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徹子の部屋コンサートへ [音楽]

 12月に入った最初の日曜日、先月に引き続きまた大阪へコンサートに行ってきました。しかし、今回雨は降りませんでした。私一人ではなく妻が一緒でした。風もない暖かな日和でした。

 妻とは去年、京都へ井上陽水を聞きに行ったきりでした。二人で行けるコンサートを早くから物色していたのですがなかなか適当なのが見つかりませんでした。


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 妻は、伊勢正三、イルカ、南こうせつが出るコンサートが希望でした。三人、あるいは二人が揃うコンサートは、関東圏が多く近辺では見当たりません。ようやく見つけたのが今回の「徹子の部屋コンサート」

 ここにかろうじて南こうせつが出ます。実はその少し後にNHKホールで彼の単独コンサートが組まれていたのですが、私の独断でこちらにしてしまいました。

 数ヶ月前にチケットを入手、ところがそんな日に限ってお寺から前住職の3回忌法要が催される案内が後から届きました。しまったと思ったのですが、幸いお寺は午前中、「徹子の部屋コンサート」は夕方からだったので無事行くことが出来ました。

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 妻はフェスティバルホールは初めてです。かく言う私もボブ・ディラン以来二度目なのですが、この立派なホールを妻にも見せたかったのです。

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 少し早めに着いたので、フェスティバルホールに同居するオフィスに弟が勤める会社が入っているので案内板を見て確かめたり、堂島川に掛かる錦橋の上でぼんやりと開場を待つことにしました。外にいても苦にならない暖かな午後でした。

 ホールに入ってみると、予想以上に年配のご婦人やご夫婦が多かったですね。私たちもそのうちの一組だったのですが、他のコンサートに比べて観客の平均年齢はかなり高めに見えました。

 ホール内のショップも大勢のご婦人客でごった返していました。ボブ・ディランのコンサートではなかったことです。

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 私たちの席はバルコニーボックス席でした。探す前に妻が係の人に聞いたらと言うので扉の前に立っていた係の女性に聞きました。すると赤いスーツを着た係の女性はご案内しますと言って先に歩き出しました。

 反対のL側だったのでなかなかの距離です。大げさだな、適当なところで口頭で案内してくれれば良いのにと思いながら付いていきました。

 丁寧に座席に着くまで案内してくれました。バルコニーボックス席の入り口は他の入り口とは別で教えてもらわないとちょっとわかりづらいものでした。案内してもらって正解でした。

 扉から中に入っても、通路は薄暗く少し入り組んでいるので迷いそうです。実際、私たちが座ってからも何組もの客が間違って入ってきました。

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 写真は私たちの席から対岸を撮ったものです。あちらはR側ですね。上方、人影がある席が私たちの席と対になるところです。かなり高いです。

 バルコニーボックス席なんてもちろん初めてです。妻は気に入ってました。回りを気にしなくて良いし、前の席の客の頭が邪魔になったりもしないので喜んでいました。トイレに行くときなども気を遣わず席を立てます。

 特別な席のようにも見えますが、実際はS席二枚より安くついたのでした。見晴らしは最高です。音的にはどうだったか、少し低音が被って聞こえた気がしました。

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 バルコニーボックス席は一階客席の上にせり出している格好なので下を見下ろすとその高さに気持ち悪くなりそうでした。上から物を落としはしないかと、オペラグラスやカメラを持つ手が少し緊張しました。

 開場してすぐに入ったので客席はまばらでしたが、開演前にはもちろんいっぱいになりました。上から見ていても、普段のコンサートではなかなかお見かけしない年配の方の姿がありました。たまに若い人の姿があると、それは付き添いで来ておられるようにみえました。


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 舞台には、テレビでおなじみの徹子の部屋のセットが組まれていました。セットは写真では白く写っていますが淡い緑青色だったと思います。そして左の空間、楽器がすでに配置されているところで演奏が行われました。

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 大きな拍手に迎えられて、徹子さんが右側の大きな花の飾りと小さな花の飾りの間に登場しました。ふんわりとしたデザインの豪奢な模様がちりばめられたドレスでした。裾まであるので立っているのか座っているのかわかりません。あとから椅子が差し出されてこし掛けられたので、立っていたのだとわかりました。

 横に並んでいる白い椅子にゲストたちが歌い終わったあとこし掛けて、徹子さんとトークを繰り広げるのでした。ゲストの人数に応じて椅子の数がスタッフによって増減されました。普段のコンサートでは見られない光景です。 

 徹子さんは、オペラグラスで見てもきれいでしたね。声はいつものあの甲高い張りのある声で、年齢を感じさせません。ただ数ヶ月前に骨折をされたと聞いていたのでどれくらい快復されているか気になっていました。舞台では歩かれる場面はなく、3度のお色直しは幕間や演奏の間にスタッフによって椅子ごと移動されていました。


2017-12-004.jpg 今回のゲストの顔ぶれは南こうせつやビリーバンバン以外、妻にはやや年齢が高い構成でした。

 最初がジャッキー吉川とブルーコメッツです。ヒット曲「ブルーシャトー」を歌いましたが、この歌がヒットしたのは私が高校生の頃でしたから、6歳下の妻はまだ小学生だったと思います。

 グループサウンドが流行った時代に髪を伸ばさずいつもスーツにネクタイ姿で爽やかに歌っていました。しかし、この日登場したメンバー、オペラグラスで見ても誰が誰だかわからない変わりようでした。

 あとで三原綱木さんだけ思い出しました。リーダーのジャッキー吉川さん、くも膜下出血から復帰されたのだそうですがその力強いドラムが印象的でした。

 トークでメンバーのうち二人80歳の方がおられると知り驚きました。ジャッキー吉川とブルーコメッツ、そろそろ演奏活動を終了されるようなことをおっしゃってました。

 次に登場したのが妻お待ちかねの南こうせつでした。妻は手すりに寄りかかるように身を乗り出して聞き入ってましたね。まず「うちのお父さん」で場を盛り上げて、一瞬のうちにこうせつの世界へ観客を引っ張り込みました。

 2曲目は前日の二日に亡くなったはしだのりひこさんを偲んで、「風」を歌ってくれました。
 ――何かを求めて振り返っても、そこには風が吹いているだけ――
 いい曲です。弔うにふさわしい曲に思えました。

 最後に「夢一夜」をしっとりと歌ってくれました。こうせつさん、ずっと演奏活動続けているだけあって高い声もよく出ていて歌うまかったです。

 3組目がビリーバンバンでした。こちらもお兄さんは脳出血で倒れ、今も後遺症で半身不随、車椅子に乗っての登場でした。弟さんも数年前に大腸ガンを患ったそうです。しかし、相変わらず歌はうまかったです。「白いブランコ」「さようならをするために」「また君に恋している」と私でも知っているヒット曲を惜しげも無く披露してくれました。

 歌は一組平均3曲でした。そのあと徹子さんとのトークで盛り上がります。時間が来ると朝日放送のアナウンサーが舞台袖に現れて、リコーダーやハーモニカでゲストのヒット曲のさわりを演奏して時間切れを知らせるという趣向でした。

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 前半が終わって、休憩に外に出てみたらロビーは人でごった返していました。徹子さんや出演者のいろいろなグッズやCDなどが販売されていたようです。開演のブザーが鳴ったので席に戻ろうとしたら案の定、入り口を間違えて違うところに出てしまいました。

 後半は、中尾ミエ、園まり、伊藤ゆかりの三人娘が最初に登場しました。3人とも揃いの真っ赤な衣装で度肝を抜きましたが、なんと平均年齢70歳とか。

 よく考えると私とそれほど違わないのですが幼い頃から芸能活動をしているせいかもっと上に思っていました。 彼女たちが三人娘として活躍していた頃、私はまだ小学生だったと思います。「逢いたくて、逢いたくて」や「小指の思い出」がようやく中学生か高校生でした。

 三人娘として出演していた頃の和製ポップスを歌い踊って、最後にそれぞれのヒット曲をワンコーラスずつ歌ってくれました。「可愛いベイビー」「逢いたくて逢いたくて」「小指の思い出」

 次は宇崎竜童、阿木燿子夫妻。熱烈なファンがいるのか客席から大きな拍手が起こっていましたが私は「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」しか知りません。宇崎さんかっこよかったし、阿木燿子さんもきれいでしたね。
 エレキギターとベースの音がバンバン響いていましたが、妻はあまり興味がなさそうでした。トークは竜童氏のとぼけが効き過ぎて徹子さんとなんとなくかみ合ってなかったような気がしました。

 最後が八代亜紀でした。いつもの紫がかったドレスで登場、背が高くて舞台映えする人ですね。一曲目は、雨雨ふれふれでおなじみの「雨の慕情」でした。

 彼女はジャズを歌っているのでひょとしたらと思っていたら、2曲目はなんとYou’d Be So Nice To Come Home Toでした。私的にはこの夜いちばん盛り上がったかな。最後は最大のヒット曲、「舟唄」でした。

 トークの時にさわりだけ口ずさんだ「なみだ恋」も聞いてみたかったなと思いました。この人は本日出演されたゲストの中では最年少だったそうで、「最年少」の響きが気持ち良いと何度も言ってました。トークも彼女が最後のせいか、徹子さんがなかなかお喋りを止めなくて会場の笑いを誘ってました。

 ちなみにあとで八代亜紀さんの年齢を確かめたらそれでも私よりひとつ上でした。もっと若いイメージだったのは、デビューが遅かったからでしょうか。

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 外国人歌手のコンサートだと正味一時間半ほどですが、この夜は五時に始まって終わったのは九時でした。なかなか中身の濃いコンサートだったと思います。

 一人の歌手の歌をじっくり聞くコンサートも良いですが、今夜のように色とりどり、いろいろな方の歌とトークがあるコンサートもなかなか面白い企画ですね。

 それぞれヒット曲をなつかしく聞くことも出来ましたし、黒柳徹子さんのお喋りも楽しめました。行く前は出演者の顔ぶれに少し難癖を付けていた妻も、それなりに満足できたようでした。

 帰ってから彼女は、いつもの韓国ドラマをストップしてYouTubeで懐かしい歌を聞きまくっています。私もコンサートの余韻を楽しむように少しだけ振り返ってみました。

 なお、この夜のコンサートの模様は、2月だったかテレビ放映があるようなことを案内されていたように思います。

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 今夜のYouTubeはDではありませんが、八代亜紀さんのYou’d Be So Nice To Come Home Toです。日野皓正さんがトランぺットを吹いていますね。


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アート・ガーファンクルを聞きに [音楽]

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 11月14日、アート・ガーファンクルのコンサートに行ってきました。家を出るときは激しい雨、私がコンサートに行く日はまたしても雨です。9月のオルガンコンサートも雨、去年のボブ・ディランも雨でした。

 夜の7時から始まるコンサートに出かけるにしては早い時間に家を出て、あまった時間を例によって大阪の街をぶらついたりヨドバシカメラの店内を見て回ることに使いました。

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 ヨドバシカメラを出た頃はもう雨は止んでいて、街はすでにネオンサインの明かりに輝やいていました。


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 クリスマスイルミネーションにはまだ早いのか、目立ったのはこのビルのツリーだけでした。

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 舗道橋の上から見た大阪駅前の通り。写真は皆スマホのカメラです。


 今回のコンサートホールは尼崎あましんアルカイックホール、初めて行くところです。尼崎というと兵庫県になります。大阪からどれくらい掛かるのか心配していたのですが、阪神梅田からだと10分も掛かりませんでした。

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 阪神電車に乗るのは久し振りです。もう10年以上昔、阪神巨人戦を見に甲子園に行って以来かも知れません。

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 阪神尼崎駅を降りて、大きく立派な舗道橋を道なりに歩いて行くと舗道橋の終点に目指すホールの建物がありました。途中、コンビニでおにぎりとお茶を買い、ホールのロビーで簡単な夕食を済ませたら開演まであと15分に迫っていました。

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 去年、ダイアナ・クラールに行った時はS席でここかいと言うほどステージから遠かったのですが、今回は早めにチケットを取ったおかげか前から11列目27番とほぼ真ん中でした。このところ席の運はわりと恵まれています。

 場内がなかなか静まらず少し遅れての開演でした。ギターとピアノのサイドメンに続いてアート・ガーファンクルの登場です。待ちかねた観客席から万雷の拍手が起こりました。

  

ブックエンド(期間生産限定盤)  登場するといきなり「こんばんは、元気です」とまず日本語で挨拶です。3年振りの来日らしいです。しかし私は初めてです。アルバムジャケットの彼しか知りません。やはり歳を取ったなぁと言う印象でした。

 アルバムジャケットで知るアート・ガーファンクルは長身痩躯、髪の毛もアフロみたいに盛り上がっていましたが、今はその面影がほとんどありません。髪は無くなりお腹は出ています。

 彼は1941年生まれ、私より10歳上の76歳、仕方がありませんね。隣のギタリストがかなり長身だったのか、ガーファンクルの方が小さかったのも意外でした。ポール・サイモンはよほど小柄なんですね。

 それよりもショックだったのは彼の声が掠れていたことです。年齢からしてもう「明日にかける橋」のあの高音は出ないだろうと予想していましたがそれ以上でした。

 しかし、声は掠れ高音は出なくても優しくそっと歌に入っていく彼の歌い方はやはりあのサイモンとガーファンクルのガーファンクルそのものだったと思います。

マサチューセッツ 1965  二曲目に「ボクサー」を歌ってくれたときは、久し振りに鳥肌が立つ思いでした。観客席も想像以上に盛り上がって懐かしい曲が始まると、イントロの段階で拍手が起こり声が上がります。

 彼はS&G解散後はソロ活動をしているので、ソロの時の曲とS&Gのヒット曲をほぼ交互に歌っていたように思います。当然、S&Gの歌に観客はノリノリになり、知らない曲は静かに聞くスタイル、歌い終わるといつも大きな拍手でした。

 記憶も曖昧で頼りないですが、「ボクサー」「スカボロフェア」「早く家に帰りたい」「サウンド・オブ・サイレンス」「59番街橋の歌」?「キャシーの歌」「四月になれば彼女は」「明日にかける橋」などを歌ってくれたと思います。

 とくに「サウンド・オブ・サイレンス」は凄い拍手でした。「早く家に帰りたい」ではどこからともなく手拍子が起こって会場中を包み込みました。

サウンド・オブ・サイレンス  「日本人繊細」と言って、歌い出したのは「スカボロフェア」でしたでしょうか。この歌の途中では歌詞を飲み込んで、喉を整える場面がありました。

 あとでネットで知ったのですが、彼は過去に声帯麻痺で一度声を失っているのだそうです。英語なのでわからなかったのですがMCでその辺の事情を喋っていたかも知れません。

 歌の間によくお喋りました。ほとんど喋らず歌いまくっていたボブ・ディランとは対照的です。ただ、そのメッセージが英語のため理解できなかったのは残念です。

 近い将来、AIが自動で翻訳してステージのどこかに設置された液晶モニターに訳を映し出してくれる日がくるのではないでしょうか。

 彼のお喋りの中に何回もポール・サイモンの名前が出ました。あるとき彼は舞台の袖に向かって「サイモン」と呼びかけて観客の笑いを誘いました。

明日に架ける橋  ステージの間、前半と後半一回ずつ日本語で「歌うのが好き」と彼は言いました。そのメッセージには一度失った声を取り戻して歌えるようになった喜びがあったのですね。

 本当にもう76歳のお爺さんで声も出ないのに、少しもそのことを苦にしていないように持てる力とテクニックを駆使して一生懸命歌っている姿、若きガーファンクルとは違った味わいがありました。

 懐かしい歌を聞いて自分でも意外なほど興奮している自分に気づきました。感激の拍手をしながら元気をもらいに来たんだと思いました。

 シートの背に身体を預けてアート・ガーファンクルが歌う歌に耳を澄ませて、青春に再会しに来ているのだとも思いました。ちょうど東京に再会しに行ったときのように。新宿はもう昔の新宿ではありませんが、そこここに面影は残っています。

 ステージのガーファンクルが歌う歌にポール・サイモンのハーモニーもギターもありません。それどころかガーファンクルの声は掠れ高音も出ません。時は残酷です。でも私を含め多くの観客たちはそこに自分が過ごしたはるかな時を見いだそうとしていたように思えました。

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 学生時代から上京後もしばらくはFMが聞けるトランジスタラジオを喜んで聞いていました。ステレオへの憧れはずっとあって、お金を貯めてやっと買ったのがOTTOの小さなポータブルステレオでした。その時初めて買ったLPがサイモンとガーファンクルのこのアルバムでした。

 CBSソニーのゴールドディスクシリーズでラインナップにはミッシェル・ポルナレフなどもありました。一種のベスト盤です。A面一曲目の「ミセスロビンソン」針を下ろした瞬間、多重録音のギターの音が左右のスピーカーから見事に分離されて出てきたときは感動しましたね。ステレオ録音を体感しました。

 しばらくレコードはこれ一枚でしたので来る日も来る日も聞いていました。美しいメロディに沿って、英語の歌詞がおぼろげながらも口をついて出るのは、このときの体験のせいです。

 約1800席ほどのさほど大きくもないホール、アコースティックギターとピアノと電子オルガンだけのこじんまりした構成もボーカルを聞くにはちょうど良い具合でした。

 もっと静かなコンサートを想像していたのですが席が前だったせいか観客の熱狂ぶりが予想以上でした。ほとんどの観客が私と同年代なのですが中に3.40代と思われる人たちがいました。

 この人たちはS&G、あるいはアート・ガーファンクルの若いファンなんでしょうね。私の斜め前の40代とおぼしき男性などはArt Garfunkelと文字の入ったシャツを着ていました。スタンディングオベーションを真っ先にするのも彼らでした。懐かしがっているファンばかりではないのですね。

 コンサートは正味一時間あまりほどだったでしょうか。帰途につく観客の波をやり過ごして、すっかり夜が更けた尼崎の舗道橋を駅に向かって歩いていると、若い女性たちがビラ配りをしていました。どこかの大学の演奏会のチラシです。ここにも音楽を愛している人たちがいるのだなぁと妙な感傷を抱いて帰りの電車に乗りました。



  この歌を彼はステージでマイ・フェバリット・・・と紹介していたように思います。しっとりと歌って聞かせてくれました。

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パイプオルガンの音色を聞きに [音楽]

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 台風一過、予想通り彼岸花が蕾を開いていました。


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 さて、9月16日、オルガンコンサートに行ってきました。一ヶ月ぶりの京都は雨でした。一ヶ月前は山中慎介選手のタイトルマッチであの時も雨、京都は雨の二連敗です。

 でも、今日は楽しいコンサートです。コンサート、いつもは一人で行くことが多いのですが今回はお仲間がありました。しかも女性二人です。お二人とも中学の同級生で昔から仲が良くともに音楽好きという共通項。三人とも生のパイプオルガンは初めてです。

 京都駅から地下鉄で京都コンサートホールのある北山駅まで出ました。そこで、少し早めのランチ、ネットで調べてもらったタイ料理店、CHANGーNOI(チャンノイ)というお店でした。

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 私が食べたのは、パッタイと言うタイ風焼きそばランチです。タイ料理を食べるのは初めてなのでメニューとしばらくにらめっこ、タイ&タイ料理に詳しいyokoさんがタイ風焼きそばと教えてくれたので、焼きそばならある程度味が想像できるので注文しました。

 思ったよりあっさりして柔らかくおいしかったです。日本人がいちばん頼みやすいメニューだそうです。実際、メニューのトップに載っていました。

 ここで彼女たちは何を食べたのか、自分のメニュー決めるのに忙しく失念しましたが、しっかりと生ビールを飲んでいたのは覚えています。私は車の運転があるのでコーヒーを注文しました。

 お店は入り口のドアも開け放たれて、オープンエアの店内は調度品からインテリアまでタイ風の雰囲気が満載でした。店員さんもタイの人のように見えました。

 1時間、お腹もくちてお喋りも楽しめたのでコンサートホールに向かうことにしました。

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 雨に濡れた京都コンサートホール

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 午後一時開場、その少し前に着いたのですがこの列です。全席自由席なので良い席は早い者勝ちになります。少し心配になりました。

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 ネットで調べたらチケットは完売と言うことで、台風前の雨の中でしたが満員でした。正面のステージの奥、やや右寄りにそびえるのがパイプオルガンです。

 以前、ここでアロージャズコンサートを聴いたときは、珍しくチケット運が良くて中央通路直前の真ん中という絶好の位置でした。今回は自由席なので開場されると少し焦り気味席を探しました。いいなと思うところは皆、座っているかすでに物が置かれています。

 何とか中央の通路から数列後ろの真ん中に三人分の空席を見つけることが出来ました。遅かったわりには良い席が取れたとひと安心。

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 パイプオルガンの前とステージの上にもオルガンが置かれているのでどこで弾くのだろうと不審に思っていると、上のパイプオルガンの前だと元ピアノ教師だったk子さんが教えてくれます。

 そしてその通り、演奏者が左手より現れてパイプが並んだ前のオルガンに座りました。ステージの奥、しかも高い位置なのでかなり遠くに見えます。

 演奏が始まるまでの緊張が張り詰めた静寂、その空気をパイプオルガンの笛の音のような柔らかい音が揺り動かします。そしてパイプオルガンの独特のややきらびやかな音が会場全体に鳴り響き出しました。

 その荘厳な響きを聞いているとなぜか敬虔なキリスト教徒になったような気分になります。映画の教会の場面なども連想されました。

 ずっとその位置で弾かれるのかと思ったら最初の一曲だけでした。その後、演奏者はステージに降りてきてステージ上にあるオルガンを演奏しました。

 二曲目と三曲目のJ.S.バッハの曲は、原曲が無伴奏バイオリンのためのパルティータ、無伴奏バイオリンのためのソナタからオルガン用に編曲されていると解説に書かれていたので、なんとなく聞き覚えがあるように思えましたが、あとは知らない曲ばかりでした。

 6曲目の「ウエストミンスターの鐘」はメロディが聞き覚えのあるものでいちばん聞きやすかったですね。

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 アンコール曲、J.S.バッハ「神の時こそいと良き時」より第一曲、この曲も素朴で親しみ安い美しい曲でした。

 演奏会の二時間は瞬く間に過ぎました。演奏者のお喋りや解説のようなものは一切無く、ただ音楽を聞くだけのコンサートでした。

 笛のような単楽器の音色からフルオーケストラの大音響までたった一台のオルガンで演奏されます。ステージのオルガンと壁のパイプオルガンの関係はどうなっているのだろうと演奏中ずっと気になっていました。


 京都コンサートホールのホームページで調べてみました。高い位置にあるパイプオルガンに取り付けられた演奏台は「トラッカー式」というのだそうです。ステージ上にあるのは「リモート式」と言うそうです。電子オルガンで電気でオルガンに信号を送る仕組みになっているそうです。

 パイプオルガンには足元にも鍵盤があるらしく、演奏者は上体だけでなく足も忙しく動かしながら身体をひねるようにして演奏していました。


 パイプオルガンのコンサートを終えて口々に良かったねと感想を述べながらコンサートホールをあとにしました。地下鉄でまっすぐ京都駅に戻り、少し早いけれど夕食を食べて帰ろうと言うことになりました。

 八条口アスティにある寿司のむさし。回転寿司としては少し値段高めですがおいしかったです。寿司とお喋りを楽しみながら彼女たちはここでも生ビールを飲んでました。私は、セルフの上がりで喉を潤しながら、少し多めに寿司の皿を積み上げてました。

 


 「ウエストミンスターの鐘」学校のチャイムなどで馴染みのメロディでした。タイトルは今回はじめて知りました。

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束の間 [音楽]

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 いつものように朝畑に出ると、ミニトマトの青い実にトンボが止まっていました。畑で蝶や蜂や蛙などを見ることはあるのですが、トンボは珍しい。カメラを近づけても飛び立ちません。まだ羽化したばかりなのだろうかと思いました。

 6月はたくさん休みがあって楽でしたが7月は仕事が詰まっている上、休みにはほとんど奉仕作業が組まれています。ブログを何回か休まないといけないなぁと思いながら、今日は上の写真で即発されてまた独り言です。



 蒸し暑い日が続いています。部屋にはエアコンはないので、扇風機の風で暑さをしのいでいます。さすがに真空管アンプを点ける気になれなくて、このごろはもっぱらAccuRadioのお世話になっています。


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 私のAccuRadio、普段はMy Channelsのお気に入りや履歴から聞くチャンネルは決っています。休みの日の朝などは軽いクラシック曲が流れるInstrumental soloistでリラックスし、昼間は主にインスツルメンタルjazzのBebop、夜はClassic Vocalistjazz Love songsVocal jazzlなどを気分によってとっかえひっかえ聞いています。

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 インスツルメンタルジャズのBebopは主に5.60年代のコンボジャズが流れます。一番のお気に入りチャンネルです。Classic Vocalistはエラ・フィッツジェラルドやフランク・シナトラ、ビリーホリデーなど古いジャズボーカル、jazz Love songsはダイアナ・クラールやダイアン・リーブスなど比較的新しいジャズシンガーのボーカルやキース・ジャレットなどのインスツルメンタルが流れます。 

 先日、少し違うジャンルも聞きたくなって、Simon Garfunkelがチャンネル表紙になったFolk-Rockersをかけました。

 このチャンネルは60年代から70年代のフォークやロック、カントリーなどが埋め込まれているようで、次々流れてくる音曲が懐かしく、今少し嵌まっています。

 これらの曲が流行った七十年代、私は20代でした。テレビのない部屋でFMを流していたので、その時、聞くともなく聞いていたのだと思います。

 ひょっとしたら一度も聞いたことが無い曲もあるのでしょうが、流れてくる楽曲の一つ一つ、歌い方から楽器の演奏の仕方まで、あの時代の空気に包まれていて、ノスタルジーな気分に誘われます。

 サイモン&ガーファンクル、ボブ・ディラン、ジョン・デンバー、ジャニス・ジョップリン、ドノバン、ジェームス・ブラウン、ジム・クローチ、イーグルス、ニール・ヤング・・・

 画面に表示されるタイトルやミュージシャンを確認して、ああこれがこの人の曲だったのかとか、こんなタイトルだったのかと、確認しながら聞くのも面白いです。


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 Folk-Rokersの横にあるOldies 1968-79も面白そうですね。ForkーRokersとどう違いがあるのか今度聞いてみようと思います。(随分以前に、片っ端マイチャンネルに登録したので忘れてしまってます)

 そんな音楽を聞きながら、永井荷風集の「あめりか物語」や「ふらんす物語」を読んでいると、音楽と小説世界に引きずられて、ふと20代に戻っているような錯覚に陥ります。

 もちろん現実は、昨日の草刈り奉仕作業で肩といい、背中、腰、足、身体のあちこちがバリバリに張っているのですが。

 それにしても、永井荷風と言うのは、もっとリアリストというイメージだったのですが、結構ロマンチストなんですね。「あめりか物語」も「ふらんす物語」も彼の外遊をもとにした旅行記なので、多分に旅の感傷が入っているのだと思います。

 古い音楽と古い読み物が、懐かしい時代へ束の間、誘ってくれます。

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 今夜のジャズは、久し振りにボーカルでChris Connor(クリス・コナー)です。「バードランドの子守唄」が有名ですが、やはり暑い今の時期には、Summertimeです。この曲はいろんな人が歌ってますが、彼女はけっこうアップテンポにさらっと歌ってますね。



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麦秋~AccuRadio [音楽]

DSC_5526.JPG 田植えを終えて、すくすく育っている苗の植わった田んぼのそばで、麦が麦秋を迎えています。先日、近畿地方も梅雨入りしたそうですが、当地の麦刈りはいつも梅雨期の晴れ間を縫って行われます。

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 庭の隅っこの湿ったところから、この時期になるとドクダミの白い花が顔を見せ始めます。昨日までは梅雨入初め独特の涼しい気温でしたが、今日は一転暑くなりました。

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 先週、ブログで最近どうも調子が出ないことを書いたのですが、その後、書いたら気が済んだのか気分すっきりしました。少しずつ前向きな気持ちも出てきたように思っています。あの雷雨のあと、空気が入れ替わったように蒸し暑さが取れて、気持ち良い気候になったからかも知れません。休みも多く取れて、少し疲れ取れたのだと思います。



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 さて、今日は部屋でいつも流している音楽ソースの話です。以前は自分のCDライブラリーをリッピングしてパソコンの外付けハードディスクにため込み、間にUSBDACをかましてステレオに出力して聞いていました。

 聞くと言っても、パソコンでブログを書いたり、本を読んだり、部屋で過ごすとき音楽で満たしておくためにかけているのですが、そんなときにもふと耳にとまる音楽はあるものです。

 ただ、自分のライブラリーだと、いくらランダム再生してもどうしても同じタイトルが繰り返されるので、飽きが来てしまいます。

 そこで最近、よく聞いているのがAccuRadioと言うインターネットラジオです。インターネットラジオというと一体どれを聞いて良いのかわからないくらいたくさん世の中に存在しますが、ある雑誌でこのAccuRadioの紹介記事を読んで導入、すっかり気に入ってしまいました。

 残念ながら洋楽オンリーですが、洋楽ならないものは無いというくらいクラシックからジャズ、ポピュラー、ロック、カントリー何でも揃っています。なんと500チャンネルほどあるそうです。


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 ジャズでもボーカル、クラシックボーカル、インスツルメンタルジャズ、あるいは50年代とか60年代などという括りでもチャンネルが設けられていているので、聞きたいチャンネルの的を絞りやすいです。

 マイチャンネルに登録しておけばお気に入りのチャンネルをいつでも聞くことが出来ますし、履歴を見ればかつて聞いたチャンネルを探すことが出来ます。

 違うジャンルを聞きたいなと思えば、500チャンネルの中から探せば良いわけで、これはもう自分のライブラリーが無尽蔵に増えたようなものです。

 お気に入りの曲がかかるともちろん嬉しいのですが、知らない曲や演奏の中にもいっぱい良い曲があって、居ながらにしてそういう曲に出会えるところが魅力ですね。

 雑誌や書籍の筆者の好みの入った記事ではなく、実際に音楽そのものを聞くことが出来るので、新しいアルバムを購入する参考にぴったりです。


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 かつては新しい曲に出会うのに、FM放送などもひとつの選択肢でしたが、ジャズ番組はほとんどありませんし、ポピュラーにしても、FMはあまりにもお喋りが多すぎるので、最近はほとんど聞かなくなりました。

 音の方は、インターネットを通しているのでさすがにCDのようなわけにはいきませんが、パソコンからUSBDACを通してステレオに繋いでいるので、それほど聞き劣りはしません。

 画面には今掛かっている曲のアルバムジャケットと曲名、奏者がクレジットされます。アルバム画像をクリックすると購入も出来るのですが、アメリカのamazonに繋がってしまうので、情報だけ得て日本のamazonやネットオークションなどで注文するようにしています。

 どういう仕組みになっているのか、インターネットラジオなのですが自分のライブラリーのように曲を飛ばしたり、ポーズ出来たりしてなかなか便利です。

 自分のレコードやCDコレクションからアルバムを聞くのとは違って、一曲ずつランダムに曲が流れてくるので、飽きないし次に何が掛かるか楽しめます。

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 掛かっている曲のリーダーの名前はわかるけれど、すべての奏者まではクレジットされないので、このテナーは誰なんだろう、このトランペットはと気になって、そのアルバムの構成メンバーを調べたりもする楽しみもあります。

 本を読んだりするときのバックグランドミュージックとして流している時が多いのですが、たまにはレコードやCDではなく、夜お酒を飲みながらじっくりとBebopの流れるマイチャンネルやジャズボーカルを聞くこともあります。

 そういうときは、この音楽ソースを真空管アンプとSP-LE8Tの組み合わせでも聞きたくなるのですが、機器の接続のつなぎ替えが面倒ですし、普段真空管アンプを流し聞きに使うのは現実的では無い気がして実行していません。

 AccuRadioはAndroidスマートホンのアプリもあるので、もちろんスマホにもインストールして時々聞いています。こちらはGBを消費するのでそうたびたびは使っていませんが。


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 今夜のジャズ、Cの項目は久し振りにボーカルでCarmen McRae(カーメン・マクレー)です。最近はあまり聞きませんが、CBSソニーのレコードで最初に聞いたジャズボーカルがこの人でした。曲は「四月の思い出」です。


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