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SP-LE8T(2) [オーディオ]

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 野面に咲き誇っていたレンゲも咲いたと思ったらあっという間に漉き込まれてしまいました。この時期にしては蒸し暑い夜、車の窓を開けると田植えを終えた田んぼや田植えを待つ田んぼから、カエルの合唱が賑やかに聞こえてきます。


 去年の暮れギリギリに我が家に届いたSP-LE8T、その記事を何回か続けようと思っていたのですが、間に東京行きの話が入ってしまい、さあ再開しようと思ったらもう5月も半ば、約半年近くの時が経ってしまっていました。 


 


 元々ジャズ用のスピーカーとしては同じくJBLの4312Dを使用しています。こちらは今は最新型ではなくなりましたが、数年前に購入したときは現役の型番でした。


 ジャズを聞くには優秀なスピーカーで、正直、私には十分なスピーカーと思っていました。初めは真空管アンプのシステムに繋いで聞いていたのですが、真空管アンプの音では音が柔らかすぎて、4312Dの能力がスポイルされている気がして、トランジスタのアンプにつなぎ替えました。俄然こちらの方が音もよく伸びて、活気のある音になった気がしました。


 それで真空管アンプの方はCelestionのUL-6でクラシックを聞き、ジャズはトランジスタアンプに4312Dで聞いていたのですが、同級生のsatoshi君のアルコニマグネット4333を聞いてからというもの、当たり前のことですがこの4312Dが物足りなく思うようになりました。


 元々真空管アンプに繋ぐジャズ用スピーカーが欲しいと思っていたこと、いつかオールドJBLを聞きたいと思っていたことなどから、今回のやや発作的なSP-LE8T導入に繋がったのだと思います。


Gettin Around

Gettin Around

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 2006/08/21
  • メディア: CD


 ある日、デクスター・ゴードン「Gettin Around」を聞いていたときのことです。その中のどの曲でしたかsatoshi君の4333で聞いたベースのつま弾き、4312Dではどうしても聞けなかったのが、SP-LE8Tで聞けた気がして嬉しくなりました。


 もちろんフルレンジですから、高音も低音も十分ではないのでしょうが、私の耳がおかしいのかそれともLE8Tの音に耳が慣れてきたのか、今のところあまり不満は感じません。


 それよりもさすがフルレンジ、定位が素晴らしいですね。正面にボーカル、その左にピアノ、ベースはやや右寄りから、ドラムはもっと右寄りからはっきりと聞こえてきます。


 初めに置いていたときはスペースが無くて、SP-LE8Tの左右の間には10センチほどしか空間が無かったのですが、それでもドラムの音がスピーカーの実際にある位置よりずっと右から聞こえたのには驚きました。


 もちろんアルバムによっては、期待した音が出ないことがあります。録音の悪いアルバムはいくらSP-LE8Tでも救えないのです。


 一度、SP-LE8Tをトランジスタアンプ、YAMAHAのA2000aにつなぎ直して同じくJBLの4312Dと聞き比べをしてみました。


 結果は、つまらなかったですね。トランジスタで聞くと、SP-LE8Tは普通のスピーカーとあまり変わらなく思えました。低音が、4312Dほどボン着かなかった気がしましたが、全体的にはよく似た音作りでした。同じメーカーですから当然なのですが。


 と言うか、話の順序が逆で、4312Dは現代のスピーカーですが、音作りこのLE8Tが作られた時代からあまり変わっていない、JBLの音作りの基本は現代でもLE8Tあたりなのではないかと思いました。


 テストはすぐに辞めて、元の真空管に繋ぎ直しました。SP-LE8Tでは現代の曲は似合わないように、やはり古いスピーカーには古いアンプの組み合わせが生きる気がします。


 SPーLE8Tを聞いていて驚いたことは他にもいくつかあるのですが、そのユニット構成からなんとなくピアノトリオとかコンボジャズに合うような気がしていたのですが、意外や聞いてみるとビッグバンドが良いのです。


 私は元々あまりビッグバンドを聴かない方で、エリントンにしても、カウント・ベイシーにしても、彼らのレコードは小編成のものをよく聞いていました。


デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン

デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン

  • アーティスト: デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2017/03/08
  • メディア: CD


カンザス・シティ・セヴン

カンザス・シティ・セヴン

  • アーティスト: カウント・ベイシー,Thad Jones
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/08/24
  • メディア: CD



サイド・バイ・サイド

サイド・バイ・サイド

  • アーティスト: デューク・エリントン&ジョニー・ホッジス,ハリー・エディソン,ロイ・エルドリッジ,ローレンス・ブラウン,ベン・ウェブスター,ストレイホーン・ビリー,ジョー・ジョーンズ
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1999/05/19
  • メディア: CD



 ビッグバンドだと、音がどうしても固まって聞こえつまらなかったのです。ところがこのフルレンジSP-LE8Tで聞くと、ソロが際立って聞こえます。全体が多彩で広がりがあり、かつ立体的に聞こえて来るのです。


And His Mother Called..

And His Mother Called..

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2017/06/09
  • メディア: CD

 このアルバムをSP-LE8Tで聞いてデューク・エリントンの良さが少しわかったような気がしてきました。モノラルも奥行き感があって良いですが、やはりステレオの方が定位が良いので楽しめます。


プレミアム・ツイン・ベスト クライ・ミー・ア・リヴァー~ベスト・オブ・ジュリー・ロンドン

プレミアム・ツイン・ベスト クライ・ミー・ア・リヴァー~ベスト・オブ・ジュリー・ロンドン

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2010/06/30
  • メディア: CD

 それからジュリー・ロンドンがオーケストラをバックに歌っている「クライ・ミー・ア・リバー」なんか最高です。正面でジュリー・ロンドンが歌い、部屋いっぱいにオーケストラの音が広がり押し寄せてきます。


 SP-LE8Tを聞くようになって今まで何を聞いていたのかと思うことがしばしばです。目を洗われる思いがすると言うのはこのことでしょうか。


 


 私は、今まで晩酌を嗜むと言うことがありませんでした。たまには一杯やりながらジャズを聞きたいなと思うこともあるのですが、私の生活習慣がそういう風になっていません。


 私はずっと昔から寝る前に風呂に入るのが常です。そうすると、お酒を飲んで風呂に入るのは良くないので、飲むチャンスが無いのです。


 それを最近、少し早めに風呂に入り、そのあと寝るまでの間にお酒を嗜むようにしました。と言っても毎日ではありませんし、量もほろ酔いの一杯だけなのですが、小一時間、焼酎やウィスキーをちびちびやりながらSP-LE8Tでジャズを聞いています。


 LPやCDをとっかえひっかえして、聴き直しです。スピーカーが違うだけでいろいろな発見があったり、再認識を楽しんでします。


チェット・ベイカー・シングス

チェット・ベイカー・シングス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/10/26
  • メディア: CD

 ついこの間は、チェット・ベイカーのあの中性的なボーカルがSP-LE8Tから聞こえてきたときは、本当にゾクッとしました。当たり前ですが、あれは確かに男性の声です。



 今夜のYouTubeで送るジャズは、Cの項目でCount Basie(カウント・ベイシー)です。オーケストラではなく、小編成のカンザス・シティ7です。一番最初に買ったベイシーのレコードだったと思います。



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